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相模湾の開幕戦

平成29年6月17日。
小潮。
少し前より相模湾開幕の知らせが各SNSで発信される中、入りたてのフレッシュなキハダを求めて長井は竜海丸から出船。
出船前日まで40℃超えの発熱に一度は辞退を考えたが、仲間の『点滴打ってこい』の言葉と何としても獲りたかったマグロに迷いは無かった。それぐらい入りたてのフレッシュな群は魅力的でイージーな状況だから。
朝一、纏まりつつある鳥の下を誘い出しで探ると鳥以外、何にもないまっ広な水面が爆発する!ドッバーンと物凄い派手なバイト、『喰った!!』仲間の叫び声と同時にファイト開始。しかし、何の変哲も無いただの突っ込みにフックアウト。
暫く走り、同じ様な鳥の下をやるとこちらでも仲間が水面爆発!少し反射的に早合わせになった様でほんの少しのファイトでフックアウト。
その後、続かずに朝食を食べながらルアーに付いた歯型を眺めながら、それぞれ口々にこんなに反応するマグロ初めてだな!とか今日は違うな。とか会話も弾む。するといきなり船のギアが上がる。すぐにロッドホルダーに掛けた竿を手に取り必死に船にしがみつきながらベールを返しラインを指に掛け目の前のスーパーボイルに備える。射程距離ギリギリで船をコントロールして貰いボイル目掛けてキャスト!着水後ワンジャークで仲間にヒット!物凄いドラグの音と喰った!!の声。数分で船べりまで上がり、ラストの一踏ん張りで船底に入られラインブレイク。完全な対応不足。船室のスピーカーから『何やってんだ!』の声。休む間も無くギアが上がる!次行くぞ。旋回した先にはまたもやボイルが見える。ここまで当たりの無い自分は一呼吸大きく息を吸って少しゆっくり準備をした。波を切り裂きガンガン揺れる中で一番濃い所にドンピシャで入れてやる!!と心の中で唱えながら船が惰性で止まりながらボイルに近づく。もう少し、もう少し。じっくりボイルを観察しながらボイルの少し奥にドンピシャで入る。サミングして着水後のワンジャークにバイト!早合わせでのスッポ抜けを気にして完全にロッドにテンションが掛かるまで一瞬送る。ジーのドラグの音を合図にプルパワーで合わせファイト開始するも数秒でフックアウト。
何で。まだ早かったか?
兎に角初めて経験する入れば喰うボイル。しかし、無線では本船から全員安打の連絡。時間も無くなってきているなかで焦りと不甲斐なさと船長に申し訳無い気持ちで一杯になる。今までに経験した事ない様な情けなさと不安感。一瞬これノーキャッチで終わるのか?とネガティヴなイメージが頭をよぎる。しかし、まだ鳥は見えていたのでワンチャンスに賭けて少しフラフラする頭で全力で集中する。
最後の鳥山で仲間にヒットするもこれもフックアウト。正直な話、とても横柄な事だが今まで、釣りには自信があった。今まで大抵の釣りたい魚は釣れた。勿論、それはキャストコントロールやファイトにも言えた。今まで自分が積み上げて来た釣りという物がいとも簡単に崩れ落ちた瞬間だった。技量、経験、奢り、自分でも何がいけなかったのか理解出来なかった。降船後、本船のお客さんは今日、初めてのマグロゲームで2キャッチされたと聞いた。正直、信じられなかったし、言葉も出なかった。病み上がりと暑さで頭痛が酷かった。夕方、家に着いてシャワーを浴びながら今まであった自信が一瞬で崩された絶望感と悔しくて情けなくて、何故か、自然と涙が出てきた。これを釣れなくてどうする。毎週辛い思いをしてトレーニングして、いつか誘って貰ったクロマグロに夢を抱き。まずは相模湾と目標をたてた。本当に情けなくてしかたなかった。ドンピシャに着けてくれる船長。諦めないで何度も何度も黒煙を吐きながら追いかけてくれた。反省しか出て来ない。俺、今日のこの気持ち一生忘れません!!!
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